2013年04月

Ubuntu 13.04でLaTeX環境を整える

Ubuntu13.04が先日無事リリースされました。一昔前は、GNOMEに代わってデフォルトで採用されたUnityの完成度の低さからユーザーが離れた時もありましたが、ここ最近はこなれてきて十分使い物になってきているようです(と言っても個人的には12.04の頃からUnityに対する評価は悪くありませんでした)。私個人としてもちょっとばかしKDEに飽きてきた部分もあるので(ぇ)、ここいらで心機一転、新しいUIで遊んでみようと思います(ついでにHUDとやらも使ってみたいので)。ついでにせっかくなのでLaTeX環境も整えてしまいましょう。というわけで、今回はUbuntu13.04でLaTeX環境を整えるところまで行いたいと思います。

※2014/04/28追記 Ubuntu14.04でも同じ方法でインストールできます。texliveのバージョンは順調に上がっていましたが



0.Ubuntu13.04のインストール

まあこんなものはわざわざ書く必要もないのでスクリーンショットだけ載せておきます。Englishでインストールしているは私のミスです。インストール後に直しました。LVM有効にしているのはただの好奇心です。インストール先は仮想マシンですしあんまり意味ないです。


ubuntu13-04.gif
インストールの様子



1.LaTeX環境の構築

12.04の頃からの大きな違いとして12.10からデフォルトのリポジトリに登録されているtexliveのバージョンが2009から2012に変わっています。これによって、わざわざtexliveの公式ホームページからパッケージをダウンロードしてこなくても、apt-getコマンド一発で、UTF-8対応なLaTeX環境を整えることができるようになりました。文字コードの問題を解決するために四苦八苦していたUbuntu10.04の頃から比べると隔世の感がありますね。以前は、LaTeX環境を構築するためだけに半日潰していたのですが・・・


というわけで、telive2012をインストールしましょう端末から

$ sudo apt-get install texlive-lang-cjk

と打ちます。このメタパッケージによって日本語用のtexliveパッケージがインストールされます。
ちなみに他言語も含めたtexliveの全パッケージをインストールする場合には以下のように打ちます。

$ sudo apt-get install texlive-full

こちらを入れると私の環境ではtexliveパッケージだけで3GB程度消費しました。
ディスク容量なんて気にならないぜという方はこちらを入れてもいいと思います。



以上で、LaTeX本体のインストールは完了です。次にエディタ等の環境を整えて行きましょう。

キャプチャ3
texlive2012インストール時の端末画面、約2.7GBのディスク容量を消費するようです。

補足
ちなみに、もろもろの設定ファイルは、/usr/share/以下に、texlive,texlive-bin,texmf等々のフォルダ内に保存されています。12.04以前のtexlive公式ページからTar玉を取ってくるやり方とは設定ファイル等のパスが違っているので注意。実行ファイルはすべて/usr/bin以下にあります。




2.エディタのインストール、設定

LaTeX用のエディタにはいろいろ種類があり、有名ドコロではtexworksとかemacs+yatexがありますが、今回はKileで話を進めていきます。端末から

sudo apt-get install kile kile-l10n okular

と打ちます。KileはKDEアプリなのでKDE関係のパッケージも一緒にインストールされます。 インストールが終わったらKileを起動してみましょう。

kileinubuntu1304.png
Kileの外観


早速ビルドコマンドの設定といきたいところですが、なぜか、Unity環境では、Kile全体の設定をいじれなかったので、ツールバーに「Kileを設定」を追加します。Kile上のボタンが並んでいるツールバーの位置で右クリックを押し、「ツールバーを設定」をクリックします。すると以下の様な画面が出てくるので、左側にある「利用可能なアクション」から「Kileの設定」選び、右矢印をクリックして「現在のアクション」に追加します。これによって、ツールバーに「Kileを設定」ボタンが表示されます。

キャプチャ4


では、「Kileを設定」ボタンを押してビルドコマンドを設定して行きましょう。左側のタブから、「ビルド」タブを選択し、それぞれ以下のように設定します。ちなみにplatexコマンドにはsynctexのオプションを付与しています。

****************************************************************
ビルド設定一覧(主に使うものだけ)

LaTeX
コマンド platex
オプション -synctex=1 -interaction=nonstopmode '%source'

DVItoPDF(デフォルトのまま)
コマンド dvipdfmx
オプション '%S.dvi'

ForwordPDF(デフォルトのまま)
コマンド okular
オプション --unique '%absolute_target'

BiBTeX
コマンド pbibtex(bibtexのままでもいけるかも?)
オプション '%S'

QuickBuild
コマンド LaTeX→DVItoPDF→ForwordPDF



キャプチャ5


キャプチャ6

****************************************************************

以上で、とりあえずの設定は完了です。
お約束のHelloWorldの出力をしてみましょう。以下の文章を打ち込んで、「Alt+1」と入力してみましょう(もしくは、「Quick Build」ボタンを押す)。Latexのビルドが走り、PDFが表示されれば成功です。

===ここから===

\documentclass{article}
\title{Kile Test}
\author{your name}
\date{April 2014}
\begin{document}
\maketitle
Hello world!
\end{document}

===ここまで===

他にもKileには設定を変更することで便利に使える設定項目があったりするのですが、ちょっと分量が多いのでそれはまた次回ということにします。







番外

Ubuntuの公式サイトからUbuntu13.04をダウンロードしようとすると、こんなかんじの募金ページに飛ばされました。力を入れてほしい機能にそれぞれ募金額を割り振ることでその機能に投票できるようです。UbuntuをリリースしているCanonicalは赤字続きということなので、いよいよ本格的に収入源を確保しないとやばいということでしょうか?
もちろん、すべてのスライダーを0$にすれば無料でダウンロード出来ます。
ですがせっかくなので、「Phone and tablet versions of Ubuntu」と「Better support for flavours like Kubuntu, Xubuntu, Lubuntu」に1$ずつ追加して合計18$で募金して来ました。

キャプチャ9


いままで散々無料で遊ばせて使わせていただいたお礼ということで
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