オフィスソフト

PDF-XChange ViewerをWineで動かす

KubuntuにはデフォルトのPDFリーダーとしてOkularがインストールされています。これはPDF周りの弱いLinuxにしては珍しく注釈コメントをつけることのできるPDFリーダーです(AdobeReaderのLinux版もあるのですがこちらはWin版やMac版に比べて機能が非常に貧弱で、注釈をつけることや線を引くことができません)。

ですが、一つ問題があり、OkularからAdobeReaderやその他のソフトでつけた注釈コメントをみることは出来るのですが、なぜかOkular側でつけたコメントはOkular以外ではみることができません。

これは不便だなと思い、Linuxで使えるPDFリーダーを色々探してみたのですが、なんと注釈をつけることができるPDFリーダーはこのソフトだけでした。(探し方が足りないだけかもしれません)

となると、Linuxネイティブなソフトの利用は諦めて、他の選択肢を探すことにしました。現状考えられる選択肢は以下の2つです。

1.Webアプリで代替する。

近年、スマートフォンやタブレットの普及で、様々なデバイスから同じデータを扱いやすくするためにWebインターフェイスを持ったクラウド系のWebアプリが増えてきています。もちろんPDF系を扱うWebアプリもあり、Googleドキュメントなどはその代表格でしょう。
ただしこの場合ローカルのファイルを直接編集するという事ができないのが非常にネックになります。すべてのPDFをWeb上で管理するならいいですが、私の場合現状DropBoxで大半のファイルを管理しているため、やはりローカルで使えるアプリのほうが都合がいいのです。

2.WineでWin用のアプリケーションを動かす

2番目の方法がこれです。WineというのはLinux上でWinのソフトをエミュレートすることができるというソフトです。Win用に作られたソフトをむりやりLinux上で動かすことになるのでうまく動かないことも多いのですが、最近では開発が進み、あまり外部ライブラリに依存していないソフト(.NET FrameworkやDirectX)ではかなりの確率で動かすことができるようになって来ました。そこで今回はこのWineを使って、Win用のPDFリーダーである、PDF-XChange Viewerを動かしてみたいと思います。

(方法)
1.PlayOnLinuxをソフトウェアセンターからダウンロードする。
上でWineを使うとは書きましたが、私はPlayOnLinuxのほうが好きだったりします。PlayOnLinuxは主にWineにソフトをインストールするとき、Wineのバージョンや設定をアプリごとに管理することのできるソフトウェアです。有名なゲームソフトであれば、有志がそれ用にチューニングしたWineの設定を使ってそのソフトをインストールすることができるので、Wine本体をそのまま使うより便利だったりします。今回はこれを使います。

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PlayOnLinuxを起動し、インストールをクリックすると上のような画面が出てきます。ここでpolパッケージや非公式アプリのインストールをクリックします。

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すると次のような画面が出くるので、手動インストールを選びます。

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なんか色々書いて有りますが、要はここからインストール時のWineのもろもろの設定をできるよってことです。また、動く保証はないよってことも書かれています。

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新しい環境にアプリケーションをインストールするをクリックします。

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アプリケーションをインストールするフォルダの名前を決めます。ここで注意点ですが、なんかスクリーンショットでは普通に半角スペース入れちゃってますが、注意書きには入れるなと書かれています。気をつけましょう。ファイル名は何でもいいです。

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Wineの設定をどうするか聞いてきます。せっかくなので最新版のWine環境に入れたいと思うので変更しています。ここら辺は好きなようにしちゃっていいと思います。

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このアプリで使うWineのバージョンを指定しています。

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インストーラーを指定します。事前にここからインストーラーをダウンロードしておいてください。

次へを押すとインストーラーが起動してインストールが開始されます。インストール方法は割愛しますが、言語に日本語を指定すると、インストーラーが文字化けしてしまいます(文字化けするのはインストーラーだけで、アプリは普通に使えます)。適当にポチポチ押していけばまあ大丈夫ですが、よくわからなければこのあたりを参考にしてください。

インストールが終わるとこのような画面になります。

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ここではいを押さないとメニュー画面にPDF-XChange Viewerがあらわれなくなります。

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どこにアイコンを置くか決めます。私はメニュー画面に表示するようにしました。

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リンクを貼る実行ファイルを選択します。

以上でインストールは終わりです。

私が使ったWineのバージョンは1.3.31でしたが、日本語の表示や入力、コメントの表示、編集、検索、下線や矢印までほとんどの機能が問題なく動きました。

唯一なぜかDolphinからPDFファイルをクリックしてPDF-XChange Viewerで開いたときはファイルが読み込まれないという現象に遭遇しましたが、PDF-XChange Viewerのメニューから開く分には問題ないです。

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