latex

Kileの設定を変更して便利に使う

2012-06-21-0000


前回の記事でKileの設定についてはまた後日書くと言っていましたが、今日でちょうど一年が経ってしまいました‥。

のでいい加減書きたいなと思います。

今回紹介するのは、私自身が変更したほうが使いやすいなと感じた部分のみです。
5番以外は「configer Kile(Kileの設定)」から変更できる部分のみを載せています。

なお、前回記事まで終わらせた状況を想定しています。LaTeXのインストールがまだという人はそちらを参考にしてください。




1.Auto completion for LaTeX markupのしきい値を1文字にする


「補完」タブの欄にあるAuto completion for LaTeX markupのしきい値を1〜2文字にすることで、本文で\から始まるLaTeXコマンドを入力する時に、1〜2文字入力しただけで候補を表示してくれるようになります。
デフォルトの3文字でも良いのですが、ほとんどのコマンドが2文字程度入力すればトップに出てきてくれるので私は1文字にしています。


2.補完ファイルに「latex-mathsymbols」を追加する

同じく「補完」タブの欄にある「補完ファイル」に「latex-mathsymbols」を追加することで、ギリシャ文字等も候補に出てきてくれるようになります。他にも、いろいろな種類の補完ファイルがあるので、自分が書く文章に応じてオンオフを切り替えると便利に使うことができると思います。
必要であれば自分で補完ファイルを作って、IMEのユーザー辞書のように使うこともできます。


3.Dymanic Word Wrapを有効にする


「Appearance」タブ→「全般」から「Dymanic Word Wrap」を有効にしておくと、Kile上で文章が長すぎて枠に入りきらなくなった時、自動的に端で折り返して表示してくれるようになります。
特に画面の狭いノートパソコン等で編集するときは非常に便利なので、ぜひ有効にしてみてください。


4.Show scrollbar mini-mapを有効にする

「Appearance」タブ→「Borders」から「Show scrollbar mini-map」を有効にしておくと、画面右端に文章全体を遠くから俯瞰して見たような形のスクロールバーを表示させることができます。これはSublime Text(こちらも素晴らしいエディタです)なんかで実装されているものとほぼ同じものです。
今文章全体のどこらへんを編集しているのかを直感的に知ることができ、マウスで自由に動かせるので非常に便利です。


5.SyncTeXを活用する


SyncTeXはKile上で今編集している箇所とPDFで表示させている場所を同期することのできる機能です。
Kile上で編集した部分がPDFでどう見えるかを素早く確認したり、逆にPDF上で修正箇所を見つけた時にKile上のその場所に素早くジャンプできたりします。
長い文書を編集するときは特に便利です。詳しい設定方法、使い方はLinuxでSyncTeXを使うを参照してください。


2014-04-28Kile1.png


他にも、Kileに関するTipsに関しては、Kileで便利なショートカット集LaTeXエディタKileでユーザータグを使ってみるあたりで紹介しているので、よろしければそちらも参考にしてみてください


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Ubuntu 13.04でLaTeX環境を整える

Ubuntu13.04が先日無事リリースされました。一昔前は、GNOMEに代わってデフォルトで採用されたUnityの完成度の低さからユーザーが離れた時もありましたが、ここ最近はこなれてきて十分使い物になってきているようです(と言っても個人的には12.04の頃からUnityに対する評価は悪くありませんでした)。私個人としてもちょっとばかしKDEに飽きてきた部分もあるので(ぇ)、ここいらで心機一転、新しいUIで遊んでみようと思います(ついでにHUDとやらも使ってみたいので)。ついでにせっかくなのでLaTeX環境も整えてしまいましょう。というわけで、今回はUbuntu13.04でLaTeX環境を整えるところまで行いたいと思います。

※2014/04/28追記 Ubuntu14.04でも同じ方法でインストールできます。texliveのバージョンは順調に上がっていましたが



0.Ubuntu13.04のインストール

まあこんなものはわざわざ書く必要もないのでスクリーンショットだけ載せておきます。Englishでインストールしているは私のミスです。インストール後に直しました。LVM有効にしているのはただの好奇心です。インストール先は仮想マシンですしあんまり意味ないです。


ubuntu13-04.gif
インストールの様子



1.LaTeX環境の構築

12.04の頃からの大きな違いとして12.10からデフォルトのリポジトリに登録されているtexliveのバージョンが2009から2012に変わっています。これによって、わざわざtexliveの公式ホームページからパッケージをダウンロードしてこなくても、apt-getコマンド一発で、UTF-8対応なLaTeX環境を整えることができるようになりました。文字コードの問題を解決するために四苦八苦していたUbuntu10.04の頃から比べると隔世の感がありますね。以前は、LaTeX環境を構築するためだけに半日潰していたのですが・・・


というわけで、telive2012をインストールしましょう端末から

$ sudo apt-get install texlive-lang-cjk

と打ちます。このメタパッケージによって日本語用のtexliveパッケージがインストールされます。
ちなみに他言語も含めたtexliveの全パッケージをインストールする場合には以下のように打ちます。

$ sudo apt-get install texlive-full

こちらを入れると私の環境ではtexliveパッケージだけで3GB程度消費しました。
ディスク容量なんて気にならないぜという方はこちらを入れてもいいと思います。



以上で、LaTeX本体のインストールは完了です。次にエディタ等の環境を整えて行きましょう。

キャプチャ3
texlive2012インストール時の端末画面、約2.7GBのディスク容量を消費するようです。

補足
ちなみに、もろもろの設定ファイルは、/usr/share/以下に、texlive,texlive-bin,texmf等々のフォルダ内に保存されています。12.04以前のtexlive公式ページからTar玉を取ってくるやり方とは設定ファイル等のパスが違っているので注意。実行ファイルはすべて/usr/bin以下にあります。




2.エディタのインストール、設定

LaTeX用のエディタにはいろいろ種類があり、有名ドコロではtexworksとかemacs+yatexがありますが、今回はKileで話を進めていきます。端末から

sudo apt-get install kile kile-l10n okular

と打ちます。KileはKDEアプリなのでKDE関係のパッケージも一緒にインストールされます。 インストールが終わったらKileを起動してみましょう。

kileinubuntu1304.png
Kileの外観


早速ビルドコマンドの設定といきたいところですが、なぜか、Unity環境では、Kile全体の設定をいじれなかったので、ツールバーに「Kileを設定」を追加します。Kile上のボタンが並んでいるツールバーの位置で右クリックを押し、「ツールバーを設定」をクリックします。すると以下の様な画面が出てくるので、左側にある「利用可能なアクション」から「Kileの設定」選び、右矢印をクリックして「現在のアクション」に追加します。これによって、ツールバーに「Kileを設定」ボタンが表示されます。

キャプチャ4


では、「Kileを設定」ボタンを押してビルドコマンドを設定して行きましょう。左側のタブから、「ビルド」タブを選択し、それぞれ以下のように設定します。ちなみにplatexコマンドにはsynctexのオプションを付与しています。

****************************************************************
ビルド設定一覧(主に使うものだけ)

LaTeX
コマンド platex
オプション -synctex=1 -interaction=nonstopmode '%source'

DVItoPDF(デフォルトのまま)
コマンド dvipdfmx
オプション '%S.dvi'

ForwordPDF(デフォルトのまま)
コマンド okular
オプション --unique '%absolute_target'

BiBTeX
コマンド pbibtex(bibtexのままでもいけるかも?)
オプション '%S'

QuickBuild
コマンド LaTeX→DVItoPDF→ForwordPDF



キャプチャ5


キャプチャ6

****************************************************************

以上で、とりあえずの設定は完了です。
お約束のHelloWorldの出力をしてみましょう。以下の文章を打ち込んで、「Alt+1」と入力してみましょう(もしくは、「Quick Build」ボタンを押す)。Latexのビルドが走り、PDFが表示されれば成功です。

===ここから===

\documentclass{article}
\title{Kile Test}
\author{your name}
\date{April 2014}
\begin{document}
\maketitle
Hello world!
\end{document}

===ここまで===

他にもKileには設定を変更することで便利に使える設定項目があったりするのですが、ちょっと分量が多いのでそれはまた次回ということにします。







番外

Ubuntuの公式サイトからUbuntu13.04をダウンロードしようとすると、こんなかんじの募金ページに飛ばされました。力を入れてほしい機能にそれぞれ募金額を割り振ることでその機能に投票できるようです。UbuntuをリリースしているCanonicalは赤字続きということなので、いよいよ本格的に収入源を確保しないとやばいということでしょうか?
もちろん、すべてのスライダーを0$にすれば無料でダウンロード出来ます。
ですがせっかくなので、「Phone and tablet versions of Ubuntu」と「Better support for flavours like Kubuntu, Xubuntu, Lubuntu」に1$ずつ追加して合計18$で募金して来ました。

キャプチャ9


いままで散々無料で遊ばせて使わせていただいたお礼ということで

Kileで便利なショートカット集

2012-06-21-0000


覚えておくと便利なKileのショートカット集を書いておきます。設定はデフォルトのままです。

よく使うショートカットキーは変更しておくといいかもしれません。



















コマンドショートカットキー説明
QuickBuildAlt+1予め決められたコマンドを連続で実行してくれる。(たとえばplatex→dvipdfmx→forwordpdf等)
begin環境の開始Shift+Alt+Space
コメントアウトCtrl+Dその行をコメントアウトする
コメント解除Ctrl+Shift+Dその行のコメントアウトを解除する
$$の挿入Alt+Shift+M$$の挿入、選択部分を$$の中へ
\[ \]の挿入 Alt+Shift+E\[ \]の挿入 選択部分を\[\]の中へ
ボールド体にするAlt+Shift+Bボールド体で入力。あるいは選択範囲内をボールド体へ
イタリック体にするAlt+Shift+Iイタリック体で入力。あるいは選択範囲内をイタリック体へ
斜体にするAlt+Shift+A斜体で入力。あるいは選択範囲内を斜体へ
下付き文字の入力Alt+Shift+D下付き文字の入力、選択部分を下付き文字へ
上付き文字の入力Alt+Shift+U上付き文字の入力、選択部分を上付き文字へ
\itemを挿入Alt+Shift+H
次のビュレット(赤ばってん)へ移動Alt+Ctrl+→
前のビュレット(赤ばってん)へ移動Alt+Ctrl+←
ForwordPDFデフォルトで設定なし(自分で設定)Okular上で開いているPDFファイルの場所をカーソルのある部分へ移動
ユーザータグの挿入Ctrl+Shift+1..自分で作ったユーザータグの挿入



LaTeXエディタKileでユーザータグを使ってみる

2012-06-21-0000  okular.png


卒研発表と学会もどきが終わって一息ついたので約一年ぶりの投稿です。今回はKileネタ

Kileとは

Kileは、フリーの組版ソフトであるLatexを書くことに特化したエディタの一つです。

主な特徴としては、

1.LaTeXコマンドの補完機能

2.ユーザーフレンドリーなGUI環境、ボタンをポチポチするだけでコマンドを挿入できる

3.文章の構造を把握できる構造ビュー

4.カスタマイズ可能なシュートカットキー

5.文章の折りたたみ、ブックマーク(しおり)、検索、置換、スペルチェック機能

6.豊富な設定項目、コマンド、タグのユーザー辞書の追加が可能

7.Okularとの連携によるSynctexの利用

等が挙げられます。

今回は、その中でも、使いようによっては非常に生産性の上がる可能性のあるユーザータグの使い方について説明します。


ユーザータグを使う

基本的な使い方

ユーザータグの基本的な使い方は公式サイト(英語)にも書いて有ります。

今回はここを基本にして説明して行きましょう

1.まずKileを起動し、「LaTeX」→「ユーザータグ」→「ユーザータグの編集」をクリックします

tex-sampletex – Kile_028



2.「ユーザータグを編集」をクリックすると下のような画面が出てきます。ここでユーザータグにつける名前とコマンドを設定します。入力が終わったら追加ボタンをクリックしましょう。

ユーザタグを編集 – Kile_031


この画面ではユーザータグの名前を「分数挿入」、コマンドの中身を

\frac{}{}

としています。これでメニューから「LaTeX」→「ユーザータグ」→「分数挿入」とすることでカーソルの場所に

\frac{}{}

と入力することができます。

プレースホルダを使う

さて、Kileでは、ユーザータグのコマンド中でプレースホルダーを使うことができます。公式サイトで紹介されているのは以下の4つです。
  1. %B  ユーザータグ入力時にその場所にビュレットを挿入します。(ビュレットにはAlt+Ctrl+→で移動できます)
  2. %C  ユーザータグ入力後にその場所にカーソルを移動します。
  3. %M  ユーザータグ入力時に選択していた文字列をその場所に挿入します。(選択部分がない場合は空欄になります)
  4. %S  ユーザータグ入力後にTeXファイルのファイル名を挿入します   

では、以上のようなプレースホルダーを用いて上で紹介したコマンドを次のように書き換えてみます。

\frac{%M}{%C}

これはどういう意味かと言うと、ユーザータグ入力前に選択していた文字列を%M部分に挿入し、カーソルを%C部分に合わせることを意味しています。
口で説明するよりも実際の挙動を見たほうが早いでしょう。



範囲を選択_033
この状態でユーザータグを実行すると



範囲を選択_035
こうなります


つまり、「この文字列を分子に持ってきたいなー」という時、その文字列を選択し、ユーザータグを実行するだけでその文字列を分子において、更にカーソル移動なしで分母を直接入力できる状態にできるということです。もちろん%Mと%Cの位置を入れ替えれば、選択部分を分母に持ってくることもできます。

さらに応用としては

\left(%M%C\right)    選択部分を\left( \right)の中に挿入、括弧内にカーソルを移動

や、ちょっと長いですが


%2つの図を並べる
\begin{figure}[htbp]
\begin{minipage}{.45\linewidth}
\begin{center}
%画像のファイル名と大きさを入力してください
\includegraphics[width=\linewidth]{%ファイル名を入力
./img/%C}
\end{center}
\caption{%キャプションを入力
%B}
\label{%B}
\end{minipage}
\hspace{2.0pc} % fig1.epsとfig2.epsの間をあけるため
\begin{minipage}{.45\linewidth}
\begin{center}
%画像のファイル名と大きさを入力してください
\includegraphics[width=\linewidth]{%ファイル名を入力
./img/%B}
\end{center}
\caption{%キャプションを入力
%B}
\label{%B}
\end{minipage}
\end{figure}


のように、長ったらしいfigure環境やminipage環境を挿入する際にも威力を発揮します。(要するにKile用のクリップボードだと思ってもらっても結構です)。
こちらの場合、Alt+Ctrl+→or←で挿入したビュレット間を移動できるので、非常に便利です。

ショートカットキーの設定

さらに便利なことにKileでは、自分が作ったユーザータグにショートカットキーを割り当てることができます。「LaTeX」→「ユーザータグ」→「自分が作ったユーザータグ」の部分で右クリックを押すとショートカットキーの設定が可能です。デフォルトではCtrl+Shift+1.. のようになっています。自分の好みに設定してください。


tex-sampletex – Kile_036


以上のように、ユーザータグは使いこなすと非常に便利です。何よりショートカットキーを割り当てられることが素晴らしいです。KileはマウスでポチポチしてTeXを書く人のためのエディタだと思われがちですが、その真価は無限に割り当てられるショートカットキーにこそあると思います。

ではみなさん良きLaTeXライフを

LinuxでSyncTeXを使う

2012-06-21-0000  okular.png



以前、LinuxのLatex用エディタ比較で、いずれのエディタでもSynctexを使えるというようなことを書いたのですが、Kubuntu12.04にもう一度環境を構築した時に、TeXLive2011のページからインストールできるTeXLive2011では、Synctexが使えなかったので、Synctexの導入方法を書いておきたいと思います。

※2014/04/29 Ubuntu13.04以降ではUbuntu公式のリポジトリからapt-getで入手できるtexliveのバージョンが新しくなり、TeXLive公式ページからわざわざインストールしたり下記のtltexliveリポジトリを追加する必要性はなくなりました。SyncTeXを使いたい場合は、TeXLiveインストール後「2.SyncTeXの使い方」以降の操作を行うだけでOKです。


0.SyncTeXとは

SyncTeXというのは、.texファイル上の任意の場所と同じ場所をPDFで表示させたり、逆にPDFファイルの任意の場所へ.texファイル上でジャンプさせたりできる機能です。これによってエディタ上の位置とPDF上の位置を同期させることができ(手動ですが)、特に長い文章を書くときに非常に便利になります。


1.準備 - tlptexliveリポジトリの追加


まずはじめにSyncTeXを日本語環境で使えるようにするために、tlptexliveリポジトリを追加します。
tlptexliveリポジトリというのはTeXlive2011の日本語環境を改善するために作られたリポジトリで、TeXLive2011のリポジトリに追加する形で導入できます。tlptexliveリポジトリの詳しい説明はtlptexlivetlptexliveリポジトリを見てみてください。

導入方法

※注意 今回は、TeXLive2011は予めインストールしてあるものとして話を進めていきます。まだインストールされてない方は、このあたりを参考に、TeXLive2011をインストールしてみてください。

まず、TeXLive2011のパッケージマネージャーであるtlmgrでパッケージの更新を確認します。端末から

$ sudo tlmgr update --self --all

と打ちます。次にtlptexliveリポジトリを追加します。端末から

$ sudo tlmgr --repository http://www.tug.org/~preining/tlptexlive/ update --all

と打ちます。
以上でSyncTeXを使う準備が整いますが、一応最後に、日本語環境用に修正されたパッケージを入手します。端末から

$ sudo tlmgr --repository http://www.tug.org/~preining/tlptexlive/ install pmetapost pxdvi uptex

を実行します。
以上の操作を行うことで、日本語環境でもSyncTeXを使うことができるようになります。

2.SyncTeXの使い方

SyncTeXを有効にするには、platexコマンドを実行するときに、オプションで、-synctex=1をつけるだけです。これによって、コンパイル時に、dviファイルやログファイルとともに~.synctex.gzというファイルが生成されます。この中にTeXファイルとPDFファイルの文字の位置をつなぐ情報が格納されます。

2012-06-20-1
こんな感じです。

実際の挙動は使うエディタによって違うのですが、ここでは例としてKileとOkulrを使ったSyncTeXによる相互参照の方法を紹介します。

0.KileとOkularのインストール

Kubuntu12.04であれば、KileとOkularはともに公式のリポジトリに含まれています。(それどころかOkularはKubuntuの標準のPDFビュワーです)。なので、導入は簡単で端末から

$ sudo apt-get install kile okular

を実行することでインストールすることができます。ただしここで注意点ですが、Kileのインストールは、TeXLive2011のインストール後、ダミーパッケージを作成、インストールをしてからおこなってください。そうしないとKubuntuの公式リポジトリに含まれているTeXのパッケージが追加でインストールされてしまい、めんどくさい事態になります。



1.Kileの設定

まずは、Kileのコンパイル時の設定を編集します。「設定」→「Kileの設定」→「ビルド」と開き、「LaTeX」の欄を選びます。そこで、「コマンド」の欄を「platex」に、オプションを「-synctex=1 -interaction=nonstopmode '%source'」に変更します。

2012-06-20-02
こんなかんじです。

なお、コンパイル時にQuickBuildを使う場合は、QuickBuildのモードを「LaTeX+DVItoPDF+ViewPDF」のようなモードに切り替えておくと便利だと思います。(おすすめはLaTeX+DVItoPDF+ForwardPDF」です)

2012-06-20-4
私のQuickBuildの設定

これでKileの方の設定は終わりです。次にOkularの設定を変更します。

2.Okularの設定

Okularの設定は簡単で、「設定」→「Okularの設定」→「エディタ」と選び、エディタをKileに変更します。デフォルトではKateになっていると思います。

2012-06-20-3


以上で準備が出来ました。これでSyncTeXが使えるようになります。

Kile上のメニューバーから、LaTeXボタン→DVItoPDFボタン→ViewPDFボタンと押してコンパイルした後、(あるいはQuickBuildを使ってコンパイルした後)、「ForwardPDFボタン」を押すことによって今Kile上でカーソルのある位置にOkular上のPDFの位置が移動します。
逆にOkularからKileへのジャンプは、Okular上のジャンプしたい場所でShift+左クリックから行うことができるようになります。

※ちなみに現在は、生成したTeXファイルのファイルパスに日本語(マルチバイト文字)が入っているとSyncTeXが使えないようです。

どうでしょうか、これによって、エディタ上の部分と閲覧部分が別々になってしまうというTeXの欠点(利点でもある)が多少はましになると思うのですが…
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